この度、久留米大学外科が担当いたします第97回日本消化器病学会九州支部例会を来る平成23年6月24日(金)~25日(土)の2日間にわたり、久留米市のホテルマリターレ創世において開催させて頂くことになりました。今回も柳川病院院長の於保和彦先生が会長を務める第91回日本消化器内視鏡学会九州支部例会との合同開催ですが、伝統ある本例会を久留米で開催できることは、私ども久留米大学外科の教室はじめ同門にとりまして誠に光栄なことと存じております。
今回は、両学術集会の統一テーマを“消化器診療の新時代へ“といたしました。平成23年3月に九州新幹線が全面開通し、九州に新しい時代への幕開けが期待されます。医療の場においても将来に向けた新しい風が吹くことを期待し、以上のようなテーマといたしました。
九州で活躍しておられる第一線の先生方をはじめ将来を担う若い先生方に研究や診療のトピックスや成果を発表して議論をしていただき、最新の知識の吸収や情報交換ができるような実りある学術集会になるように期待をいたしております。
消化器病学会の特別講演として東京大学大学院医学系研究科生物物理医学専攻教授の浦野泰照先生に“蛍光プローブの論理的開発に基づく、新たな生体応答観測・in vivoがんイメージングの実現”という演題でご講演を賜ることになっております。また、特別企画として食道癌、胃癌、大腸癌の癌取扱い規約について、その有用性や問題点などを論じていただく予定でございます。
その他、シンポジウム、ワークショップでは、昨今の注目されているトピックスを取り上げ、最新の診療の成果を発表していただきたく企画いたしました。
さらに、今回も研修医、専修医の若い先生方の発表セッションも企画いたしましたので、奮って応募していただければ幸いに存じます。
6月の久留米は暑さが厳しいことが予想されますが、教室員一同鋭意準備をいたしております。沢山の先生方のご参加を心よりお待ちいたしております。
この度、第91回日本消化器内視鏡学会九州支部例会の会長を拝命いたしました。第97回日本消化器病学会九州支部例会(会長:久留米大学外科学白水和雄教授)と合同で、平成23年6月24日(金)~25日(土)に久留米市のホテルマリターレ創世で開催いたします。歴史と伝統のある本会を開催できることは、一内視鏡医として格別の喜びであります。
近年の内視鏡診療は日進月歩であり、常に新しい何かが生まれております。また3月には九州新幹線が全線開通することからも、本学会のテーマを「消化器診療の新時代へ」とさせて頂きました。
今回は福島県立医科大学の小原勝敏教授(日本消化器内視鏡学会東北支部長)に特別講演を、東京慈恵会医科大学の角谷宏准教授に教育講演をお願いしております。シンポジウムには「食道表在癌に対する内視鏡治療の現況と問題点」、「小腸の画像診断の実際」を、ワークショプには「緩和内視鏡治療の現状と展望―消化管ステントとPEGについて―」と、「リアルビデオセッション」を予定しています。「リアルビデオセッション」では(1) 静脈瘤治療、(2) 食道、胃のESD、(3) ESTのそれぞれの第一人者が解説する20-30分間の迫真のビデオ映像をじっくりと見ていただく予定です。また今回も消化器内視鏡学会の次代を担う学生、研修医および専修医発表を予定しております。
支部例会は、最新の診断および治療の討論の場であることはもとより、若い学生や医師たちに内視鏡の楽しさ、素晴らしさ、そして内視鏡によりもたらされる感動を伝える場であると考えております。その使命を果たせるよう、関係スタッフ一同、鋭意準備してまいります。
6月は梅雨の季節ですが、九州新幹線の開通で久留米へのアクセスは格段に良くなります。多くの皆様の学会へのご参加を心よりお待ちしております。