第47回人工心臓と補助循環懇話会学術集会
代表世話人 森田茂樹
国立病院機構九州医療センター病院長
この度、第47回人工心臓と補助循環懇話会学術集会を2019年2月1日(金)・2日(土)に佐賀県嬉野温泉和多屋別荘で開催させていただくことになりました。
本学術集会では、1971年に第一回が開催されて以来、人工心臓や補助循環の研究・開発について臨床と工学の研究者の間で熱い議論が交わされてきました。第1回より50年近くの年月が経過するなかで、植込型補助人工心臓の普及に代表されるように、この分野の進歩はめざましいものがあります。今回はこの学術研究会の原点を振り返る意味で
「温泉に入れる人工心臓?-究極のQOLを目指して-」
というテーマを掲げました。わたしたちが目指すべき人工心臓はどうあるべきか、それを実現する上で何が課題なのか、わたしたちはその道程のどこに立っているのかを広い領域の方々と一緒に問い直したいと考えています。もちろん日々進歩する補助循環装置やその管理、人工心臓のアップデート、新しく市場に参入するカテーテル型の補助循環装置など、この分野の最新の動向や知見も今までどおり提供していただきたいと思います。参加される皆様にとっては「この学術集会に参加すれば最前線の情報が1泊2日という短期日で得られる」という、この学術集会の機能も最大限に充実させたいと考えています。
嬉野温泉の歴史は古く現存する五つの風土記のひとつ「肥前風土記」に万人の病を癒す名湯として紹介されています。また嬉野温泉は温泉中央研究所により日本三大美肌の湯にも選定されています。是非全国の人工心臓や補助循環にかかわりのある方々に集まっていただき嬉野の湯でリフレッシュして熱い議論を深めていただきたいと思います。