第45回日本運動療法学会学術集会
会長 志波 直人
久留米大学医学部整形外科 主任教授
今回、歴史ある第45回日本運動療法学会学術集会を担当させていただきますことをたいへん光栄に存じます。本邦では進行する高齢化により、ロコモティブシンドローム、フレイル、サルコペニアに対する運動療法が国民的な関心事となっています。また、昨今は整形外科、リハビリテーション分野のみならず、運動の効果が多くの分野で研究され、認められています。
本学会の特別講演では、東京大学医科学研究所附属病院 抗体・ワクチンセンター 免疫病治療学分野の田中廣壽教授より、「運動とマイオカイン」、ランチョンセミナーでは、久留米大学医学部内分泌代謝内科部門の野村政壽教授より「“食事・運動・薬物療法”三位一体の2型糖尿病治療戦略」、教育講演では、鹿児島大学医学部保健学科の牧迫飛雄馬教授より、「運動によるフレイル・サルコペイアの予防」をそれぞれご講演いただきます。一般演題での活発な討論も期待されます。
皆様と久留米の地でお会いできることを、楽しみにしておりましたが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響により、Webでの学術集会を開催することといたしました。今回のWEB開催につきましては、初めての試みであり至らぬ点も多々でてくるかと存じます。ご理解とご協力を頂ければ幸いです。
多くの皆様にご参加頂けることを願っております。