会長挨拶

「第120回 日本循環器学会九州地方会学術集会」および「第40回九州地方会循環器専門医のための教育セッション」を開催するにあたり、ご挨拶を申し上げます。

日本循環器学会九州地方会は今回で120回を迎え一つの節目に当たる大会となるわけであり、今回、医学部基礎系講座が主催することに責任を感じつつもこれを強みとし、これまでの大会の伝統を踏まえて新しい企画を加え循環器学の発展を目指すという願いを込めて現在、準備を進めているところであります。この学術集会・教育セッションは、日本循環器学会九州地方会の要請により毎年開催されているものです。循環器領域の臨床研究や症例報告に限らずYIAセッション、Case Report Award、研修医セッションを通して若手循環器医師の臨床と研究を啓発する場ともなっておりますが、今回は特に新しい企画といたしましてトランスレーショナル・リサーチセッションを設置いたしました。この企画では臨床循環器学としての診断や治療に発展する可能性のある基礎研究の推進を強化することを目的としたものであり、これからも日本循環器学会九州地方会学術集会が循環器臨床と循環器研究を更に発展させる契機となればと願っています。

一般演題をはじめそれぞれのセッションの演題の募集がまもなく開催されます。多数の応募をお待ちしております。本学術集会はJR大分駅隣接の会場(ホルトホール大分)を予定しており、開催場所として利便性に優れています。本大会が皆様にとって実り多い交流の場となることを祈念すると共に、多数のご参加をお待ち申し上げております。

第120回日本循環器学会九州地方会

会長 小野 克重

(大分大学医学部 病態生理学講座 教授)

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