この度、第17回日本PTEG研究会学術集会 当番世話人を拝命いたしました。大変光栄であると同時に身の引き締まる思いです。今回は平成30年9月16日(日曜日)に福岡市にあるJR 博多シティ会議室において開催させていただきます。当教室では平成16年に第3回研究会学術集会を前任の白水和雄が担当して以来、14年ぶりの開催となります。日本PTEG研究会 学術集会は平成29年よりPEG・在宅医療学会 学術集会の翌日に開催の方針となっており、今回は本研究会 学術集会の前日には第23回PEG・在宅医療学会 学術集会(福岡大学筑紫病院前川隆文会長)が行われます。
PTEGは徐々に浸透し、平成24年4月から再度、保険承認が得られました。昨年には造設キットの改良に加え、新たにX線透視装置を用いない内視鏡的造設キットも発売されました。また、本研究会では造設、管理の両方の知識条件を満たす造設医を対象とし、暫定認定医制度を開始いたしました。このように、PTEGは手技としてまた制度においてもある程度確立してきた状況であります。PTEGをさらに進化、発展、啓蒙していくために、今回のテーマは「PTEGから見える明日」といたしました。PTEGを受けられた方に明日はどう見えるのか? PTEGを施行・管理する医療スタッフはPTEGを施行する先に何が見えるのか? 何を見なくてはならないのか? 皆で熱くディスカッションしたいと思います。
本研究会学術集会に参加し、知識や技術を習得することにより、明日からの日常臨床に役立つことと思います。また、学術集会翌日は祝日となっております。9月の福岡はまだまだ暑く、食べ物もお酒もおいしい時期です。また観光にも最適なシーズンです。多くの方々の参加をお待ち申し上げます。
第17回日本PTEG研究会学術集会
当番世話人 赤木由人
(久留米大学医学部外科学教室)