会長挨拶

「日本蘇生学会第35回大会開催にあたって」 会長 牛島一男(久留米大学医学部麻酔学講座)

日本蘇生学会第35回大会を主催させていただきますことを誠に光栄に存じます。久留米での開催は1992年の第11回大会以来、24年振りとなります。

本学会は「蘇生学の進歩と普及を図り、これを通じて学術文化の発展に寄与すること」を目的に掲げ、1982年に設立されました。その後、関連学会と連携しながら大いに社会に貢献してきたと思います。私事で恐縮ですが、学位論文の要旨を第4回大会(1985年、松本市)で発表したこともあり、蘇生学会には個人的に特別な思い入れがあります。

今回、メインテーマを「蘇生科学の近未来を考える」としました。蘇生にまつわる科学は多方面で飛躍的に進歩しています。近い将来、蘇生科学がどのように変わっていくのか、会員の皆様とともに考える場にできたら幸いです。その一つとして、resuscitationとregenerationの繋がりを特別講演などで取り上げて参ります。また、学術集会として議論する内容の連続性も考慮した運営を期したいと思います。

久留米は大河筑後川の辺りに広がり、独特の文化を育む地です。味覚についてもお楽しみいただけるものと確信しています(豚骨ラーメン発祥地、やきとり屋数日本一、日本酒蔵元数全国3位など)。なお、大会公式Facebookページで各種情報を随時発信いたします。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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